麻布台ヒルズギャラリー開館記念 AZABUDAI HILLS GALLERY INAUGURAL EXHIBITION

オラファー・エリアソン展 相互に繋がりあう瞬間が協和する周期 Olafur Eliasson: A harmonious cycle
of interconnected nows
2023.11.24–2024.3.31

麻布台ヒルズギャラリー開館記念 オラファー・エリアソン展 相互に繋がりあう瞬間が協和する周期 Olafur Eliasson: A harmonious cycle of interconnected nows 2023.11.24FRI–2024.3.31SUN

《蛍の生物圏(マグマの流星)》
|2023年|撮影:Jens Ziehe
《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》(部分)
|2023年|撮影:木奥 恵三
《瞬間の家》
|2010年|撮影:Christian Uchtmann

「麻布台ヒルズギャラリー」では、2023年11月24日(金)から2024年3月31日(日)まで、開館記念展として「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」を開催します。
アイスランド系デンマーク人であるオラファー・エリアソンは、私たちを取り巻く世界との関わり方に疑問を投げかけ、再考をうながす作品で知られ、近年は気候変動などの社会的課題への積極的な取り組みでも世界的に注目されているアーティストです。エリアソンの作品は、知覚、身体化された体験、エコロジーへの関心を原動力とし、自然現象やその要素である色彩、光、動きを用いて、鑑賞者を新たな知覚体験へ誘います。人間と自然環境との間に生じるもつれに焦点を当て、未来を形作る上で私たちが共有する責任について問いかけています。美術館やギャラリーの枠を超えるエリアソンの実践は、インスタレーション、絵画、彫刻、写真のほか、建築、公共空間との関わり、美術教育、政策立案、気候変動対策など多岐にわたります。

《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》(部分)
|2023年|撮影:木奥 恵三
《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》(部分)
|2023年|撮影:木奥 恵三
  • 《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》(部分)
    |2023年|撮影:木奥 恵三
  • 《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》(部分)
    |2023年|撮影:木奥 恵三
《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》(部分)
|2023年|撮影:木奥 恵三
《瞬間の家》
|2010年|撮影:Christian Uchtmann
《終わりなき研究》
|2005年|撮影:Terje Östling
スタジオ・オラファー・エリアソン キッチンでの昼食の様子
|2017年|撮影:María del Pilar García Ayensa

すべてのものごとは、
たとえ安定しているように見えるものでさえ、
大きなスケールで見れば動きのなかにある。
私たちの惑星、太陽、そして太陽系は、
天の川を駆け巡り、
中央のブラックホールを
取り囲むように動いている。
同時に、よくよく目を凝らせば、
この世界は種々の構成要素から成り立っており、
それらはまだ見ぬ「現実」の足場でもある。
今のところ、私たちは
夢のレベルでしかこれにアクセスできない。
アートとは、想像力を駆使して、
不可能を可能にし、
見えないものを見えるようにすることなのだ。

オラファー・エリアソン